#7 / 柴田 一哉さん

投稿日: カテゴリー: WARASHIBE

 

出会いのわらしべ高校生

ーー世界を広げ、人を知り、自分を知る

高校2年生・ユウシ(田村雄史)が人と出会い、お話を聞き、次の人を紹介してもらい、会いに行く。わらしべ方式で人に出会い、関わっていく中で、大いに成長していく(かもしれない)ストーリー企画です。

 

>>> 第7回のご協力者
柴田 一哉さん

株式会社おいかぜ代表取締役

ウェブデザイン
プラットフォームソリューション
グラフィックデザイン
≫おいかぜ (https://www.oikaze.jp/ )

紹介者:井川 晶博さん/グラフィックデザイナー (#1 )>>>
頭のいい人やし、ちゃんとためになる話をしてくれそうな人。
WEBのシステム会社の社長さん。経験豊富な人やし普通に話するだけでも博識な人やからあえてテンプレートでぶつからんでも俺はいいと思う。色々聞いてきてくれはると思う。

 

 

父・田村ゴーさんとも長いお付き合いの柴田さん。経営する会社・おいかぜにて、お話を聞かせてくださいました。

 

 

 

Q. チャレンジの見つけ方を教えてください。


ユウシ
:これは上嶌由美子さん#4 )からの質問です。

 

柴田何をチャレンジとするかってところも結構難しいと思うんですけど、元々僕も引っ込み思案で、それこそ小学校の時は通知表をもらう前にお腹が痛くなるタイプだったんですよ。それは「自家中毒」っていう症状で、病院とか行ってたんですよ。どっちかというと心が弱いタイプ。普通はそんなのあんまりないことじゃないですか。それで小さい頃から自分なりに思っていることは、人よりは出来ないというかちょっと劣っているなっていう感覚は常にあったので、そこに対してどうやって他の人達と違う自分を作るか、みたいなのをずっと考え続けてるんですね。

それが僕としてはチャレンジに繋がってるんじゃないかなと思っていて。たとえば集団があったときに、それぞれ役割がありますよね。リーダーがいたりとか、それに紐づく副リーダーとか、周辺を囲むグルーピーとか。その時に、自分がどの役割に立てば、その集団の中で自分の能力を発揮できて、且つリーダーに重宝されるかってのを考える、みたいなことを僕は常にしているんですね。それはなにかっていうと、みんな、リーダーに憧れるんですよ。リーダーと同じことをしようとするんですね。流行りものやってたらそれを真似してみたり、そうやって集団て形成されてると思うんですけど。その中で、そのリーダーと少し違う視点で何かをやるってことを意識すると、リーダーにめちゃくちゃ重宝されるんですよ。これってすごいチャンスなんですよ。

高校生とかの小さい社会の縮図、コミュニティの中だと単なる変わった奴なんですけど、社会に出るとそういうのってめちゃめちゃ役に立つんです。それってチャンスなんですよね。仕事をやる上でやっぱりちょっと人と違うことをするみたいなことってあるじゃないですか。それってそこの延長なんですよ。
メインストリームの人達に対してどういう風に重宝されるか、どうやってカウンターを取るか。これって高校生の時とかと何も変わらなくて、多分これからどんどん成長していって大学入ったり20代になったりって時に「なんであんなやつがビジネスしてるんやろう?」とか「なんであんなやつが急に羽振りがよくなったんやろう?」みたいな、そんな人が現れると思うんですけど、そこのルーツを考えると、振り返ったらそいつはそういうのを考えて動けるやつだったりするんですよ。

 

コミュニティの中での自分のポジションを俯瞰で見る。
自分に合った《役割》を見つけることがチャレンジに繋がっていく。

 
柴田よく若い時は目立たなかったけど大人になって目立つ人って結構いるじゃないですか。多分早い段階で思考をちゃんと自分の中で持ってるんですね。結局、チャレンジの見つけ方というか、社会で役に立つことってなにかっていうと《役割》なんですよ。自分に合った役割をどう見つけられるかってことなので、そこはひとつポイントかなと思いますけどね。

高校生、思春期って分かりやすく序列があるじゃないですか。大人よりも理不尽で、もっと分かりやすく上下関係があって、強者と弱者がいるみたいな構図になると思うんですけど。そういう時って、一辺倒というか、ひとつの面でしか強い弱いが決まらないんですけど、大人になるとそういう強さ弱さが多面的になっていくので、たとえばお金を持ってるとか、頭がいいとか、ある分野に精通してるとか、強さのベクトルが増えていくので、そういう意味で言うと、集団の中で今、分かりやすくヤンチャな奴とかスポーツができる奴とか声が大きい奴とか、そういうのが強者でそれ以外が弱者みたいなことになってると思うんですけど、その中でもちゃんと《役割》をうまく認識するとかね。たとえ自分が弱者の立場だったとしてもその位置関係を俯瞰するクセみたいなのをつけるとチャレンジできると思います。

 

ユウシ客観視するってことですね。

 

柴田そうですね、僕は自分が通知表もらう前にお腹が痛くなるような人間なので、僕ってどんな人間なんやろうって考えてたんですよ、常に。悩んでるわけですよね。その時はすごいフラストレーションもあるし、劣等感みたいなのもあるんですけど、でもこの人たちと同じじゃなくいる自分てどんな存在なんだろうってずっと考えるっていうことをしてて、そこでひねくれちゃうとダメなんですけど、そこのコミュニティでどうやって自分を、うまく《役割》を持って活かしていけるかっていうのはポイントだったと思います。

 

ユウシ:なるほど。高校っていう喩え方をしてもらえたのですごく分かりやすいです。

 

柴田僕も高校の時なんて完全に弱者ポジションでしたから、田村さんが今どのポジションかどうかは分からないですけど、分かりやすく言うとイケてるイケてないってあるじゃないですか。イケてないグループには入りたくない。だけどイケてるグループに入ってしまうと更に序列が激しくなる。じゃあいかにこの中間のふわふわしたところでどっちにもつかないで自分のポジションを作れるか?みたいなことをやれると、社会に出たらめちゃめちゃ強いと思います。

 

ユウシ:僕の高校も制服も髪型も割と自由で、分かりやすくグループがあったりします。

 

柴田いわゆるイケてないグループにも面白い奴って絶対いるんですよ。オタク趣味の奴でも突き詰めてる奴が面白かったりして。面白い奴は面白い奴と思えるフラットな感覚は高校の時からあった方がいいと思う。イケてる奴らってイケてないグループのことをしょうもないとかおもんないって思ってるじゃないですか。そういうのって単なる自分の価値観でしかなくて、面白いか面白くないかなんて本人の問題なので関係ないんですよね。だからそこの、集団を俯瞰した時に自分はどの位置にいて、この人達の言ってることはこういうことで、こっちの人達の言ってることはこういうことで、みたいなことを見て考えられるとちょっと悩んだりした時に、楽やし、役に立つと思います。

 

 

Q. 自分を知るにはどうしたらいいのか?


ユウシ
何が好きかって悩みがあって、「カフェをやりたい」とはふわふわ言ってるけど、親からも彼女からも肯定してもらえて一応という形でそう言ってるんですけど、「じゃあ自分は?」てなった時に、今はまだ自分の意見、自分の意思があまりない状態なので、自分との向き合い方みたいなのが知りたいです。

 

柴田そういう意味でいうと、僕もやりたいことが高校生の時にあったかというと別にないし、突き詰めていくと、今も本当にやりたいことはなにかって言われても答えがそんなにないと思うんですよ。たとえば今はこの会社をやっているので「この会社のみんなが働きやすくてお金がたくさん稼げて楽しくやっていける」、そういう会社を作りたいなって思ってはいるんですけど、この会社を起ち上げた時からそう思っていたかというと、そこはそうではないんですね。最初は技術に興味があってデザインに興味があって始めたんです。僕が思うのは、やりたいことは変わり続けるもんだと思うんですよ。だから、あんまりそこに囚われすぎない方がいいと思ってて。いろんな人の話や意見を聞いてると思うので混乱するかもしれないんですけど、結局一番幸せなのは《誰かに求められること》なんです。それってさっきの《役割》なんですよね。

 

「好きなこと、やりたいことが分からない」という理由で立ち止まる必要はない。

柴田結局、世の中が求める《役割》、周りの人が求める《役割》を自分がそこでちゃんと演じれば「ありがとう」って気持ちやお金がそこに発生するんですよ。そこにやりたいかやりたくないかって実はないんですよね、その「状態」があるだけで。それだけでも僕は全然幸せなことだと思ってるので、だからあんまりそこに振り回されすぎると、たとえば与えられた「田村くんならこれが向いてるよ」て言われて、「わかりましたやってみますやりたいこともないし」とそれを始めた時に、やりたいかやりたくないかで判断しちゃうと、やりたくないじゃないですか?で、そこでやめちゃう、というのはもったいないと思っていて。これは年長者ぽい意見ですけど、続けていく中で、やりたくなったり続けたくなったり、その過程でやりたいと思えるポイントが出てきたりするんですよ。だからあんまりそこに囚われすぎなくてもいいかなって思うんです。

僕は結構やりたいことがずっとなくて、親父にも「やりたいことがあるんやったら高校やめてもやってもいいけどやりたいことがないんやったら大学行け」ってずっと言われてて、僕はやりたいことがなかったので、じゃあ大学行こうと福井にある大学行って、たまたまスノーボードに出会って好きになって、「スノーボードばっかりして楽しいなぁ、このままスノーボードだけして暮らせたら楽しいけどまあそれは無理やしなぁ」と、本当にやりたいことかって言わるとやりたいけど一生やれることではないし、「じゃあとりあえず就職しよう」てなって、就職の時も別にやりたくなかったですよ。親父がSEとかプログラムをやってるのでシステム会社に就職しようと思って就職して、3年後ぐらいにやりたいことが見つかったんですよ。

もちろん、早くにやりたいことを見つけてそれを突き詰めていく人たちもいっぱいいると思うんです。今もきっと周りに輝く高校生もいっぱいいるわけじゃないですか。だけどそこは焦らなくてもいいかなって。悩み続けることは別にいいと思うんですけど、物事に対してやりたいかやりたくないかだけで決めちゃうと結構早くに諦めてしまうクセがついちゃうと思うのであんまりよくないかなーって思いますね。

 

ユウシ僕はすぐ諦めやすくて、何事もできないってなったら無理だってネガティブな方向に考えることが多くて、それでやっぱり諦めてしまうってのが多いんですよ。

 

柴田まあでもね、高校ぐらいの時ってそんなんやと思いますよ。僕も部活とかはずっとやってたし受験勉強ぐらいはやってたけど、それ以外に長く続けることってあったかなぁ。でもね、好きっていう感情で動くパワーってすごくて、それが見つかった時はそれにドーン!ていくのって大事なんです。だけど、好きなことがない、やりたいことがない、ていうことで悩む必要はないかなと僕は思いますね。結果論なので、僕も当時は悩んでましたけどね。でも後になって、別にそうやって無理矢理やりたいことを探す必要はないかもしれない、と思いましたね。

 

 

Q. 発想力を上げる方法を教えてください。

 

当たり前なものでもあらゆる角度から自分の目線で見てみる。
《視点》を多様に持つこと。「客観性」がキーワード。


柴田
視点》ですよね。僕のキーワードは客観性・客観的に見ることやと思うので、視点をどう変えるかみたいなところだと思います。最近読んだ本で、坂口恭平という建築家・アーティストの方が書かれた『独立国家のつくりかた』、そこに面白いことが書いてあって、「世の中の社会ってのはいろんなレイヤーでできてるんだ」て話があったんですよ。今、高校行ってるじゃないですか、僕はビジネスをして生きてるんですけど、それはあくまでもひとつのレイヤーであるって話。

 

発想力に転換を与える為に柴田さんがおススメしてくださった「独立国家のつくりかた」、インタビュー終了後に早速読ませていただきました。

 

柴田分かりやすい説明をすると、たとえばホームレスの人って公園に「家」がありますよね。ホームレスの人の中にはその「家」を「寝室」だって言い張る人もいるんですよ。僕たちがホームレスの人達の「家」だと思ってるものが彼にとっては「寝室」で、「公衆トイレ」は「自分のトイレ」。みんなが「公衆トイレ」と思ってるものでも自分の見方ひとつで「自分のトイレ」だって思えちゃうよ、みたいな。それって視点が変わってるってことなんですよね。レイヤーが違うんですよ。僕が見る街とホームレスの人が見る街って違う。僕は「あの道を入ってあそこにあの店があるよね」ってなるけど、ホームレスの人達は「ここは冬場寝るのにいいんじゃないか」とか、全然違うレイヤーを持ってて、それってホームレスの人だけがその特別なレイヤーを持ってるわけじゃなくて、元々こどものころはみんな持ってたハズなんですよね。秘密基地とか探検するとかって大人とレイヤーが違う。

そうやって、みんなが当たり前だと思ってることを自分の目線で見るというのは、そういう発想力をあげるっていうか、今だって僕より田村くんの方がしてるハズなんですよね。自転車で通るのと、歩く時って景色の見え方違いますよね。そういう感覚で、レイヤーを意識するっていうか、「学校という社会での田村くんはこう」、「ゲームの世界での田村くんはこう」てレイヤーも違うし序列も違いますよね。この「社会」っていうレイヤーで全部生きていく必要はないという考え方を身に付けるとすごく楽になるし、発想力というか視点が変わってくると思います。

そこは多分、ビジネスをしてる人は自然にやってるところで「みんなはこうやって見てるけれども僕はこうやって見てるから、みんなの見てるここに僕のこれがはまるよね」みたいな。それも俯瞰力なんですよね。自分を客観的にどうやって見れるかってとこなので、視点というか客観性が大事というか、レイヤーの感覚、その本是非、読んでみてもらいたい。高校生が読むと衝撃的かも、面白いので。

 

 

Q. 父として、こどもとの向き合い方。

 

ユウシ:これはゴーさんからの質問です。

 

柴田僕はゴーさんより全然自分のこどもは小さいので、接し方が違うかもしれないんですけど。僕は結構、ドライとかではないんですけど、アドラー心理学っぽいことなんですけど、「僕の課題」と「こどもの課題」ってのがあるんですよ。

 

親の課題・こどもの課題、その境界線を踏み越えないこと。
「親とこども」以外の側面でお互いを見られる距離感も大事。

 

柴田たとえばこどもが学校に行きたい行きたくないって話をしてる時に、「僕の課題」は彼、彼女が学校に行きたくなるようにしてあげること。そこから先は「こどもの課題」なんですよ。過保護な人になるとそこのラインを越えちゃうと思うんですね。一緒に学校に行ってあげようとしたりとか。ラインの向こうのこどもが考えるべきことを親がやってあげちゃうと、こどもにとってはよくないと思っているので、必要な言葉がけはするけど、あとは彼らがどうするか、だけ。そのラインみたいなのがすごい大事なんじゃないかなと思ってます。特に大きくなってくると。言われ過ぎるとうっとうしいってそういうことだと思うんですよね。踏み込まれ過ぎると親子でも不快になるってラインがあると思うので、そこは大事にした方がいいんじゃないかなと思ってますね。

 

ユウシそうですね。僕も母とかに説教をされる場面で、僕が黙ってしまうと、母たちから「こうしたら?」とか提案をされて、その時僕は「助かった!」と思ってしまうんですけど、でもすぐ後に母が「口を出し過ぎたかも」って反省をする、てことが多くて。だから最近母はもう「そういう口を出すのをやめる」って言うようになって。それで僕も成長して想いを言葉で伝えられるようにならなくちゃなって思ってて、だからこの企画はいい機会だなと思ってるんです。なので今の話がすごい分かります。

 

柴田結局、親子って関係性だけで見ちゃう部分てあるじゃないですか。たとえば僕だと、父と息子って関係性になりますけど、でも全然違う関係性だってあるはずやのに、どうしても2人、親子って対面しちゃうとそこの関係性がすべてだと思い込んでしまうところがあると思うんですよ。
たとえばゴーさんと向き合う時に、高校生やし、大きくなってからゴーさんがお父さんになったんだと思うし、色々考えてるとは思うんですけど、たとえば、親父って側面もあるし、あるいは男の人ていう側面もあるし、働く人、デザイナーとかいろんな側面があるじゃないですか。親子関係て結構、関係性が強いので他の側面が抜け落ちちゃうんですよね。お父さんだって男の人だからこういうところあるよね。でもお父さんだって仕事してるんだからこういうところあるよね。て、そういう見方をお互いにできる距離感が僕はいいなと思ってるんで、そこを見落としちゃうと、「なんでお父さんなのに」とか「なぜ息子なのに」ってなっちゃうじゃないですか。でもお父さんだって息子だって一人の人間なんだから色々あるわけで、そこが関係の強さで抜け落ちちゃわないように、そこらへんは大事かな。距離感とか、ラインとか。

 

 

Q. 自分との向き合い方を教えてください。

 

ユウシ:さっきの自分を知るには?という質問とかぶってしまうんですけど、自分との向き合い方、そのやり方を教えてもらえたら嬉しいです。

 

柴田1人になることじゃないですかね。僕は1人の時間がすごい好きなので。
いろんな人から見る自分ていうのは常に考えてるわけじゃないですか。家族や友達といたらどんなに自分のことを考えてたとしても、みんなから見た自分を意識したりすると思うんです。まあ自分探しの旅みたいなのは僕はあんまり好きじゃないんですけど、なんでもいいと思うんですけど、1人でどっか出かけるとか歩いて移動するとか、1人の時間を作るっていうのは年齢を重ねるごとに思ってますね自分で自分のことを考える時間ってのを持つようにしてます。常に主体性を持って自分を観るってことと、客観的に自分を見るってことの繰り返し。いろんな角度で自分を見てみる。元々僕はちょっとややこしい心の持ち方をしてると思うので、そうやって自分を自分で観たりとか人の目線で見たりとか本を読んでヒントをもらったりとか、《視点》ていうのはキーワードで多いかもしれないですね。

 

 

Q. 人と話す時に気を付けていることは?

 

柴田言葉ってすごく大事だなと思っていて。言葉遣いとか、言い方とか、そういうことって、やっぱりすべてなんですよ、コミュニケーションにおいて。もちろん身振りとか表情ってのも大事なんですけど、言葉自体、たとえば「これがカードである」って認識する為のツールなんですけど、僕は言葉はすごく大事にしたいなと思っていて。品性とか、言葉にするとちょっとアレなんですけど。伝え方ひとつでいろんなことが変わるじゃないですか。だからそこは大事にしたいなと思ってます。書き言葉はもっとツールの要素が強いんですよね。話し言葉もツールなんですけど、感情も伝わるしニュアンスも伝わるし、そういう部分もあるので 書き言葉よりも話し言葉の方が難しいなと思います。言葉かなぁ。言葉の選び方。敬語かどうかってことではなくて、表現とか、言葉の選び方みたいなのを大事にしたいなと思ってますね。

 

「毎日同じ時間に同じことをする習慣をつけてみる」
できそうでできない《続ける力》。それは成功にも繋がる真理。

 

柴田僕ばっかり喋ってるので何か質問ありませんか?

 

ユウシ質問というか、この企画のテーマが挑戦ていうテーマなので、柴田さんから、こういうの挑戦したら?ていう風にひとつ提案をしていただけたらなと思います。

 

柴田この企画自体すごい挑戦やと思いますけどね。高校生でよくこんなのやってるなと思うんですけど。自分で、生活するのに、どういうタイプですか?規則正しく生きてるのか、どっちかというとゆっくりしてるタイプなのか。

 

ユウシ結構ゆっくりするタイプで、早起きも苦手なのでアラームも5分置きに設定するみたいな感じですし。正直、時間にルーズなところとか、家族との約束が守れなかったりすることが多かったりしますね。

 

柴田そしたら、毎日同じことをする習慣をつけてみるってのはどうですか。たとえば、僕は割とずっと規則正しいというか、どちらかというと朝も起きれるし朝ごはんもちゃんとお腹減って食べられるタイプで。歳をとるごとに思うのは毎日同じことをできる、それを習慣にする力ってのはすごく大事なんですよ。
本当にしょうもない話なんですけど1日1ページ文章を書いて、それを365日続けたら365ページになるわけじゃないですか。でもそんなん普通の話やしできるやんと思うじゃないですか。それができないんですよみんな。
毎日同じことを繰り返すってのはできないので、毎日同じことを同じ時間にするっていうのはめちゃめちゃチャレンジですよ。これできたらすごいと思う。

 

ユウシ僕結構三日坊主ってところがあって、たとえば僕はすごい体が細くて少食で運動もあまりできてないんですね。部活も中学まではちゃんとやってたんですけど高校に入ってからは行けてなくて、あとは、彼女から腕立てを毎日しろって言われても続いても1週間とかなんで。毎日そういう何かをするっていうのはやったことないですね。

 

柴田別に僕が高校の時にやれてたかっていうとそんなわけではなくて、でも1日本を1ページ読むとか、それぐらいでいいんですよね。もしくはもっとしょうもない話で出かける前に玄関の靴を揃えるとか。でも結局、周りでね、今仕事で成功してる人って続ける力があるんですよ。うまくいかない人っていうのはすぐ諦めてやめてます。
結局最後まで粘ったもん勝ちなんですよ。

それはもっと人生を長い尺度で考えた時に、たとえば高校で「俺こんなことやってやる」って言ってた奴がいて、大学行って全然違うところに就職してる、とかあるとするじゃないですか。でも高校の時からこんなことやりたいってちょっとずつ近づいてて、35歳とか40歳でそれを実現したらもうその人の勝ちですよ。ていう、長い尺度で考えたら、続ける力ってすごいんですよ。結局本当にそこ以外にないと思ってて、才能なんてあんまり関係なくて、みんなが諦めるまで頑張ってたらいつの間にか1番になってるんですよ。

僕も自分に特別才能があるとは思ってないし、だけど毎日ちょっとずついろんなことを進めていって、そしたら周りは自営業やめる人もいれば会社勤めずっとしてる人もいるし、ちょっとずつ前に進んでいったらなんとなく20人ぐらいの会社をやってるってだけで、何も特別なことをやってるとは思ってないです。どこかで莫大なお金が儲かったわけでもないし、だけど本当にちょっとずつの積み重ねがいかに偉大かっていうのはゴーさんも知ってると思います。

それを若い時から知ってるのは本当に強いです。僕も20代後半ぐらいまではちゃらんぽらんな時期もありつつ、そんなことしながらでも続けてきたことがあるから今があるし。それこそスポーツ選手で若くして成功してる人だってちょっとずつの積み重ねだと思うし、どんなスポーツ選手を見ても、続けることです、ていうのが真理なんですよ。だから人から言われたことはどうでもよくて、自分にとって続けるべきことを見つけれた時はそこは強いかもしれないですね。うん。それを高校の時からできたらちょっと尊敬しちゃう。

 

ユウシがんばります!!

 

特別なことじゃなくてもコツコツ続けていくことで
自然と《役割》が見つかったり、与えられる場合もある。


ユウシ
柴田さんの高校時代、部活は何をしてたんですか?

 

柴田僕はテニス部。

 

ユウシ僕もです。ソフトテニス部です。

 

柴田同じだねー。僕は部活に毎日行くってのは得意なんですよね。朝、コートの石拾いとかやるんですけど、僕は毎日参加して、他に誰が来てる来てないって記録をつけるんですね。先輩がそれを見てるんですよね。で、僕はリーダーシップを取るようなタイプじゃなくて、僕から見たら他に部長の適任者がいるんですけど、それでも僕が先輩の推薦で副部長を任されたり、高校では部長もしたんですよね。それが最初に言った《役割》です。だからなんかその僕は高校の時とか全然イケてるグループでもないし、部活も真面目にやってるだけって感じなんですけど、コツコツやるっていうか、そういうのが好きで、それを見てくれてる人がいて、自然と《役割》ができたってとこがありますね。そういうパターンが多い気がしますね。

会社も、やりたくて始めたし、必然的に組織が大きくなってたんですけど、世間一般にリーダーシップを取れるタイプかというとそうは思っていなくて、どっちかというと誰かのサポートをする方が得意だと自分では思ってるんですけど、そこはもう切り替えて、社員のサポートをしてあげるっていう風に。だから「みんなについてこい!」ていうよりは「みんなで一緒に頑張っていこう、落としたもんは拾ってあげるし」みたいなね。そういう性質は高校の頃から脈々と続いてるのかもしれないですね。無理したらしんどいですしね。

 

圧倒的な挫折の体験から「なにくそ!」と生きていくのって健全。
諦めずに努力していたら踏み込むべきチャンスを感じ取れる。


ユウシ
僕は無理したらしんどいて言われたりした時に、そんなに無理してないけど、無理かなぁじゃあやめとこうみたいなのとか、他から見たらあまり無理じゃないってところで俺無理だなって決め付けてやめてしまうのが多いので、そういうところも直したいと思ってます。

 

柴田まあ「飛び出す、そこで一歩踏み出す勇気」みたいなのはなかなか難しいと思いますね。チャレンジするって。男子は、圧倒的な挫折の体験でいいと思うんですよ、屈辱的な体験経験をしながら「なにくそ!」と思いながら生きていく方が健全だと僕は思っていて、そこにやっぱりなにかしらの成功体験がどこかにないと救われないんですよ。それが結局、チャンスってどこにあるかわからないので、コツコツ鍛錬を続けていくしかないんですよ。きたるべきチャンスの為に。それはどんなチャンスかもわからないし。ここぞっていう時に、それまで努力してきた人には「これはチャンスだ」と分かると思うんですよ。チャンスは平等だっていうけど僕もそう思っていて、そのチャンスをチャンスを感じられるかどうかっていう受け手の問題で、みんな一歩踏み出すチャンスてのがあるんですけど、それをどう感じ取るかってところだと思うので、それはその人次第なんです。

だからそこがチャンスだと思えるような生き方をしたりとか、これは抽象的な言い方で分かりにくいと思うんですけど。でも本当に自分がまっとうに生きて、自分なりに鍛錬を続けてたらチャンスは分かると思います。自分の好きなこととか、アンテナを張り続けていれば、ぽん!となにか、「これは踏み込んだ方がいいな」と思えると思うので、多分今はそういう時期じゃないだけなんですよ。高校の時なんて僕はそんなこと全然考えてなかったですしね。大学どうやっていこうかな、とか、大学いったらとりあえず一人暮らしできるな、とかそんなレベルですよね。

 

原始的な「好き!」のベクトルが見つかると人生は面白くなる。

 

柴田たとえば僕、高校の時ハードメタルとかヘビメタが好きで、周りに一緒に行く人がいなかったから1人で大阪城ホール行ったりとか、そういうのはあったんですよね。だからね、好きなコトやってりゃいいと思うんですよ、なんでも。1人で電話でチケットぴあ電話して大阪城ホールのチケット取って。そういう「好き!」みたいなベクトルが見つかった時に、チャンスとかそんなこと考えずに好きやからやってみる、みたいなのをとりあえず続けてたらチャンスは自然に見つかるんじゃないかなと思いますね。
なんかそんなものありますか?

 

ユウシ好きなものは、最近自分でどうなのかな?とは思ってるんですけど、小学生ぐらいからやってた料理が好きってのはあるんですけど。

 

柴田あ、それよりもっと原始的な好き!て方がいいと思いますよ。料理好きってのはいいことやと思うしそれはそれでいいんですよ。なんかね、そういうところはやっぱりオタクのやつらが参考になるんですよ。あいつら何が好きって言われても理由がなくても好きじゃないですか。僕もハードロックとかもとにかく好きだったんですよ。だから、そういうのが見つかればいいなぁってぐらいでいいと思います。絶対どっかで出てくると思うし、なんか結構、倒錯してる部分があるので、たとえば僕は「音楽を聴いてモテたい」っていう入りでいろんなの聴いててハードロックにぶち当たっちゃってハマり込んで好きな子にテープ作ったりしちゃって、そのテープも誰が嬉しいねんみたいなものなんですけど。もはやそれってその子に渡す為じゃなくて自分の為に作ってるんですよね。なんか、そういう感情が生まれるようなものがあると、まずは人生が面白くなると思いますね。

 

ユウシ僕の友達にもいます、好きなことにとことん夢中な人が。

 

柴田たとえば僕等の時でも電車が猛烈に好きな人とかいて、「あいつ同じ話ばっかりしやがって」みたいなね(笑)でもそういう原始的というか根源的な欲求みたいなのをぶつけてくる人は面白いし。さっき言った、人生逆転できる人です。実際ビジネス一緒にしてる人達って、好きな具合がおかしいですもんね。すごい好きなんやなってのが伝わってくるし、突き詰め具合がすごいですね。

 

インタビュー中に柴田さんから提案された「毎日同じ時間に同じことをする習慣を続けてみる」という挑戦。それを受けてユウシくんは「1日1回のライブ配信」をしていますが、人と直接会ってお話をするわらしべ企画とは別の角度から「伝える・届ける」ということを少しずつ学んでいるようです。
柴田さん、わらしべ企画へのご協力と挑戦のご提案、ありがとうございました!

 

>>> 第7回のご協力者
柴田 一哉さん

株式会社おいかぜ代表取締役

ウェブデザイン
プラットフォームソリューション
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≫おいかぜ (https://www.oikaze.jp/ )